PLAN
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振るだけOK 速乾皿
- チーム(学校名)
- Dokin(崇城大学)
プランの全体像
現在洗った後の皿を乾かすために、多くの時間や労力を必要としている。洗った後の皿がはやく乾かすことができれば、皿を乾かすためのスペースや時間が省けて他のことに時間を割くことが可能になり質の良い暮らしを送ることができると考えた。すぐに乾く皿を一人暮らしの方や乾かすための時間が短い方が良い飲食店などの需要はもちろんのこと、災害用の皿としても売ることが可能になっていく。災害時に速乾性のある皿があれば、少量の水で洗うことができて水を他の飲料や生活用水に利用することができる。
プランの着想のきっかけ
大学生になり、一人暮らしを始めて家事の大変さに気付いた。皿洗いをするときに、洗った後の皿の置き場や皿を乾かすための時間に困った。洗った皿をそのまま振ったり短時間おいておくだけで乾いたりする皿があれば他のことに時間を使えると考えた。災害用として使う発想としては、熊本地震を経験して、水は飲料としてだけでなく、トイレや風呂などの生活に欠かせないものだと知った。そこで、少量の水で皿の汚れを落とすことができないかと考えたことがきっかけである。
そのプランの実現手段・方法
最初に、ヨーグルトの蓋などに用いられているフラクタル構造に着目した。ヨーグルトの蓋はハスの葉の構造を利用し作られている。ハスの葉の表面には、フラクタル構造のような細かい粒子が作られている。細かい粒子による凹凸と撥水加工が再現されている。ヨーグルトの蓋を皿の表面につけることで、すぐに乾く皿ができるのではないかと考えた。しかし、実験の結果ヨーグルトの蓋には、水滴が残ってしまった。次にカップ麺などに利用されている、発泡ポリエチレンという素材に着目した。撥水性のよさから、普段使う皿に利用できればよいと考えた。