2023年度 第9回

1次選考結果発表

PLAN

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学習のノウハウと新たな価値の提供

チーム(学校名)
大三元(熊本学園大学)

プランの全体像

私は、「学習の跡を宝物に変える」中古書籍専門のフリマアプリを提案します。教材にある書き込みやマーカー等の痕跡は、従来の古本屋では価値を見出せないものであり、単に価格が安くなる要因でした。しかし、このアプリではそれを、貴重な学びの証かつ貴重な「解説」と再定義します。買い手には予習・復習の手助けとなる「解説付き書籍を、売り手には買い手からの評価に応じたポイントを、それぞれ提供します。売り手はポイントを書籍購入に利用でき、更なる学びへのモチベーションに。買い手は予め要点がまとめられた書籍を低価格でゲット。双方にとって学びのプロセスをより効率的で魅力的なものにする、新しい価値創出のプランです。

プランの着想のきっかけ

私は大学に入学してから、高校時代と比べて教材一つ一つにかかる費用が高いと感じるようになりました。一般的に、古本屋や既存のフリマアプリでは、新品に近い状態の商品に価値があると評価されます。そのため、せっかく買った高い教材も、使い終わった後に古本屋などで処分しようとするとあまり高い値段はつきません。私が中学時代に通っていた塾の棚には様々な種類の教材が並んでいました。その中には重要な点に対する書き込みがあり、内容を理解する大きな手助けになりました。このような書き込みを中古ならではの価値としてとらえることで、教材の再評価および学生や社会人の勉強効率上昇を実現できると考え、このプランの発想に至りました。

そのプランの実現手段・方法

このプランを実現させるために欠かせない要素は①「アプリの開発」と②「競合との差別化」です。①について、アプリは既存のフリマアプリをベースに開発します。売り手がアプリに登録した商品をテーマ別に整理し、買い手が直感的な検索を行うことができる機能を実装することで、欲しい商品を瞬時に見つけやすくします。②については、買い手が商品に対して行った評価に応じてポイントが付与されるようにします。評価の対象を書き込み内容のクオリティとすることで、中古ならではの価値を際立たせ、メルカリ等の競合との差別化を図ります。なお、今回提案するプランのターゲットとしては、全国の学生と社会人を想定しています。

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