2023年度 第9回

1次選考結果発表

PLAN

125

IBD寛解アプリ ~さよなら腹痛~

チーム(学校名)
FREX(熊本大学大学院)

プランの全体像

IBDは「Inflammatory Bowel Disease」の略、主にクローン病と潰瘍性大腸炎の2タイプがある。これらは消化管に炎症が発生し、下痢や腹痛、体重減少の症状が出る。IBD患者は食事制限やエレンタール食事療法で症状の軽減を目指すが、QOLが低下するリスクがある。生活習慣やストレス管理が予防に重要だが、症状の予測や早期介入は難しい。そのため、社会的課題も引き起こしている。これを解決するため、IBDの発症要因の特定と発症予測アプリを開発。被験者の生活データ収集から、症状予測を実現し、患者の生活改善を目指す。

プランの着想のきっかけ

社会人時代に人事採用した「触法障碍者」が起点であった。彼は、クローン病を患ったことで派遣会社を幾度も離職することとなり、詐欺まがいの生活保護支援団体で搾取されたのちホームレスとなった。
彼は自殺願望として最後に美味しいものを食べたいという理由から無銭飲食を行い詐欺罪として刑事処罰を受けた方である。
後に就職したものの、仕事するたびに発症してしまっており、彼が寛解できるために私ができる技術をもってして発症を抑えることに尽力していた。具体的には彼の経験則から食べて発症したもののデータを収集して食材「おでん」とキャベツを煮込んだ食材を摂取することで軟便まで抑えることができたという経験がある。

そのプランの実現手段・方法

「IBD発症予測アプリ」の開発を進める。このアプリは、被験者の発症の周期、運動状態、精神状態、そして食事内容といったデータを収集し、それを基にIBDの症状、特に下血や腹痛の発症の要因を抽出し、発症の予測を行う。初期の段階では、Googleフォームを活用してデータ取得を行い、食事の部分に関しては、既存の食事管理アプリを用いることで、食事の入力を簡単にし、詳細な栄養成分を効率よく抽出する。完成したアプリは、これまでの分析で得られたデータに基づく発症予防のための禁止項目や発症要因をユーザーに伝えるとともに、発症の予測をサポートするAI機能を搭載し、多くのIBD患者のQOL向上をサポートする。

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