2023年度 第9回

1次選考結果発表

PLAN

107

権利のマッチングとアイデアから事業へのブリッジ

チーム(学校名)
マグロ漁船(熊本学園大学)

プランの全体像

私が提案するのは、特許やロゴ、ビジネスモデルなどの権利保有者と、それらの権利を利用したい人を繋げるプラットフォームです。自身が持つ権利が周知されず、ライセンス料の獲得が困難という権利保有者のペインと、権利を利用してビジネスの発展や自己実現を果たしたいが、それらを検索して利用する場がないという権利利用希望者のペインの両方を解消するモデルです。併せて、権利を伴わないアイデアについても登録できるようにし、当サービス独自の権利を付与します。ビジネスプランなどについても権利を付与することによって、閲覧する企業等は新規事業探索ニーズを満たすことができ、権利登録者はライセンス料を得ることが可能となります。

プランの着想のきっかけ

着想のきっかけは、メルカリを利用した際に、有形の資産は販売できるのになぜ無形の資産は販売できないのか、と疑問を持ったことでした。過去に、動画制作やイベントのポスターやチラシなどを作成する際に、著作物を利用したい時がありました。利用プロセスは調べればすぐに分かるのですが、そのあとの交渉などで非常に手間と時間がかかりました。権利を守る重要性は理解しますが、もう少し利用しやすくなっても良いと思いました。そこで、知的財産権を取り扱うプラットフォームを作ることで、クリエイターや企業は権利を利用したいときに利用でき、権利保有者は持て余している権利を申し分なく活用できると思い、今回のプランを考えました。

そのプランの実現手段・方法

このプランを実現させるためには、特に次の2つの要素が必要です。第1に、権利保有者が登録した特許等のアイデアを利用希望者が検索することができるプラットフォームのアプリとデータ保管用のサーバーです。このサービスは「使いやすさ」が重要なカギを握ると考えています。アプリのユーザビリティを高め、新しいユーザー体験を引き出します。第2に、知的財産権を専門領域としている弁護士や弁理士との提携です。権利という法的な要素を扱いますので、信頼性の担保も非常に重要なポイントになると考えています。アプリのユーザビリティ、および専門家との提携で得られる信頼性を軸に、顧客と対話しながらサービスを磨いていきます。

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