PLAN
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コーヒー豆の第二の人生
- チーム(学校名)
- イノベーションdeすかい(崇城大学)
プランの全体像
カフェなどでエスプレッソをはじめコーヒーを淹れた後に、日本では年間約43万トンがコーヒー豆のかすとして捨てられてしまう問題がある。しかし、コーヒー豆本来の特性として、消臭効果をはじめとする多くの効果があり、再利用することで多くの製品を製作することが可能。そこで、消臭剤や猫よけなど消臭効果を利用した製品だけでなく、良い睡眠に繋がるとされるコーヒーの香りと消臭効果の両方を生かした枕の製作、そして独特の発色をするコーヒー豆のかすを利用した染料の製作などである。これらは、すべて捨てられるはずだったものから作られるため、大変サスティナブルかつ、低コストで製品化可能である。
プランの着想のきっかけ
カフェでアルバイトをしていて、コーヒーの注文をよく受けていた。そこで、コーヒーをワンドリップするごとに、捨ててしまっているコーヒーのかすが勿体なく感じていた。日本では年間約43万トンがコーヒー豆のかすとして捨てられている問題を知り、それを再利用し、何かできないかと考えていた。そして、香水屋さんで香りが混ざらないように置かれているコーヒー豆を思い出し、コーヒーのかすでも製品にすることが可能ではないかと考えた。コーヒー豆について調べていくうちに、消臭効果や香りそのものに良い睡眠に繋がる効果があることを知り、特性を生かした製品化可能であると判断したことがきっかけです。
そのプランの実現手段・方法
カフェをはじめとするコーヒーを扱う飲食店から廃棄されてしまうコーヒーのかすを集めます。そして、集めたコーヒーかすを一度乾燥させ、様々な製品に加工させることが可能な状態にします。その上で、コーヒー豆の特性である消臭効果を利用した製品として、消臭剤、香りを利用した製品として猫よけを製品化します。また、コーヒーの香りは良い睡眠に繋がることから、香りと消臭効果の両方を利用した枕を製品化します。可能であれば、コーヒーの独特の色を利用した染料も製作します。これらは、すべて廃棄されるはずであったコーヒーのかすから製作するため、コストが極端に低くかつ、サステイナブルな製品となります。