PLAN

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空き家再利用×子育てコワーキングスペース

チーム(学校名)
Re Home(熊本市立総合ビジネス専門学校)

プランの全体像

高齢化や相続トラブルにより、国内で急増している空き家問題の現状を打開するべく、各所に放棄されている空き家をリメイクし、レンタルスペースとして提供するビジネスを提案する。主なターゲット層は育児中の女性を想定しており、子育てと仕事の両立を支援するために必要な設備が充実している点が特徴である。具体的には、ワーキングスペースと子供が安全に遊べる空間を融合させることで、ワークライフバランスを担保しつつ、同じ場所に集まるユーザー同士のコミュニケーションの場を実現する。
このプロセスにより空き家を有効活用しつつ、柔軟な仕事や子育てへの取り組み方を支援でき、現代社会が孕む二つの問題へのアプローチが可能になる。

プランの着想のきっかけ

春休みに、カフェ巡りを目的に玉名の街並みを歩いていたところ、昔懐かしい玉名の景観の中に閉ざされた空き店舗や空き家が多く見られた。国内の空き家問題について興味を持ち、詳しく調べた結果その現状や深刻さを知った。そこで残された空き家を有効活用しつつ、ビジネスとして収益を得る形への昇華を考え、レンタルスペースへのリメイクを考案した。娯楽目的でのサービスは既に存在していることを踏まえ、主に育児中の女性にターゲットを絞り、その悩みをケアできるスペースに特化させることでプランに特異性を持たせた。育児中の女性が安心して働ける場を提供することで、経済的な問題の解決やスムーズな職場復帰を支援することができる。

そのプランの実現手段・方法

このプランの実現方法は、空き家を再利用し、空き家管理事業者や市役所とコンタクトを取って、女性が子育てをしながらデスクワークができ、かつ集まる人同士の交流を深めることができる空き家のレンタルスペースを提供する。具体的には、デスクワークやミーティングをすることができるワーキングスペースと子供たちが過ごせる子育て用スペースを設置する。

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