2022年度 第8回

1次選考結果発表

PLAN

93

“独学”を ネットでつなげば ”協学”に

チーム(学校名)
工学部Dチーム(熊本大学)

プランの全体像

ネット上に無秩序に転がる勉強系コンテンツをキュレーションし、利用者が相談しあって補填・改良していけるオンライン学習兼教育コミュニティのプラットフォームを提案します。このプランには、①”独学”という概念を見直し、全国の学習者が教え合う、学び合う、語り合う場を作る、②利用者間には教員・生徒の境界がなく、ある学問分野周りのコミュニティを活性化させる、③勉強関連のツールや利用者に限局することで、ネット活用学習の課題である他のコンテンツへの注意散漫を解消する、という所産を期しています。最終的にはプラットフォームを開放したweb3型の事業へと進化させ、学習者と教育クリエイターの新たなあり方を創造します。

プランの着想のきっかけ

私は大学生になって、講義授業が難解で苦しい思いをすることが多々ありました。そんな中、友人と参考になる解説サイトや動画を共有し合ったことで理解が追いつき、さらにこの単元は案外面白いなあと捉え方が一転した経験があります。そこで、インターネットを利用してこのような学習コミュニティを全国規模に発展させ、研究のプロはいてもそれを教えるプロが手薄な大学レベルの学習内容をみんなで学び合える場を作りたいと考えました。加えて大学生の視点以外からもこのような学習機会の需要があるのではと思い至り、様々な立場の学習者達がその分野について教え合い語り合える場を提供したいと考え、このプラットフォームの作成を計画しました。

そのプランの実現手段・方法

このプランの実行には、①利用者が集い活動するためのプラットフォーム、②関係データを管理するサーバやシステム、③ベースとなる機能やキュレーションの実装、が必要となります。①については、安価な既存の開発環境を利用し、教員や先人の助言を乞いつつ作成する予定です。②については、初期運用にはレンタルサーバを利用して対応し、ダウンしないよう増設、最終的には利用者との分散サーバで運営していく方針です。③については、チームメンバーで共通の学習コミュニティ(大学の教養教育など)があるためこのテーマからコンテンツ集成を行いつつ、学内LAN上での試験運用と改善のサイクルで形成をしていく、という計画を設定しています。

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