2022年度 第8回

2次選考結果発表

PLAN

87

くまもと伝統工芸ECと贈り物診断

チーム(学校名)
induSTORY(熊本大学)

プランの全体像

今回、2つのターゲットと課題に対する提案を行います。
まずは、工芸家の「売れない」課題に対して、「工芸を知るきっかけがない」と「ECの販売経路がない」という2つの原因を仮定しました。解決策としてECを整え、さらに目に触れる回数を増やすアイデアとして「贈り物診断」を提案します。2つ目のターゲットは30-40代の贈り物の機会が増える年代です。
提案する商品は既存にECを運営する方の申請により充実させ、利用者には年代や質問応答による傾向によりAIで提案します。
利益は、診断結果から購入していただくときの広告料です。また、毎回の診断結果の横に必ず伝統工芸の提案をする事で目にする回数の爆増を目指します。

プランの着想のきっかけ

熊本の工芸家さまを10名以上取材する中で、熊本の工芸は売れにくく食べていけないという話をお伺いしました。特に大量生産・消費の現代では工芸品が売れにくい環境にあります。これは熊本の文化がなくなる危機であると感じ、この課題に取り組むこととしました。工芸品が売れない理由には2つ考えられ、工芸を知る入り口がないことと、ネットでの販売経路を整えていないことです。工芸家様は個々で工房を持ちECへの余裕がない方もおり、その仕組みづくりを行うことがアイデアの1つ目です。2つ目は伝統工芸を知る入り口作りとして、何度も目に触れる仕組みづくりとして、贈り物のネタ切れに対する贈り物診断で新規ターゲット確保を狙います。

そのプランの実現手段・方法

2つのうち1つ目のECは在庫を預かり、売れた場合に手数料を得る形で運営する。1つ1つの工芸品の魅力を最大限表現した構成で、一つ一つのストーリーを含めて掲載。
2つ目の贈り物診断は、利用者の年齢などの属性、送る相手の属性、贈り物シーンを基礎情報として、その後の質問により、提携先のECのリンクと商品写真を提案する。リンクを経由して購入した場合に広告料を得て、希望の商品でなければ質問を追加して別の商品を提案する。ここまでの全ての情報を学習して、年代やシーン、趣味趣向を含めて精度の向上を図る。また、毎回の診断結果として商品を提案する際には、自社で運営する伝統工芸ECから1点提案する仕組みづくりを行う。

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