PLAN
49
病院ロボ
- チーム(学校名)
- uchitomy(崇城大学)
プランの全体像
私たちは、病院内において自動走行するロボットにカメラを装着し、AIを用いた画像認識によって対象者の健康状態などに異常がないか見回らせることを提案します。これにより、医師や看護師が見回る回数を減少させ負担の軽減につなげることができます。特に、感染症を患っている患者に対して使用することで、対面での接触を減らし、医師などが感染するリスクを減らすことができます。また、患者の感じ得る、対面での人との接触機会の減少による孤独感を和らげるためにロボットについては、人型または動物を模したものを用いて行います。
プランの着想のきっかけ
コロナ禍によって医療従事者の負担が急激に増大し、医療のひっ迫が叫ばれる中で人手が足りずに救急医療にまで影響が出ていました。そのため、何か医療従事者の負担を減らすことができないかと考えたところ、病室の巡回を人が行うのではなく、ロボットとAI技術を活用して行えば負担軽減を実現できると思われたため、このプランを発想するに至りました。また、ロボットを活用しようと考えたのは労力的な負担軽減だけでなく、感染者と接触したことによる二次感染のリスクを減少させるには最適であると考えたからです。
そのプランの実現手段・方法
このプランを実現させるには、見回りに使うロボット、健康状態を把握する画像認識技術の開発が必要になります。見回りロボットについては、現在レストランなどで配膳に使われている配膳ロボットをベースに、開発企業と共同開発を行います。画像認識技術については、人工知能を用いたディープラーニングによる顔画像認識によって体調(体温、血圧、心拍数、ストレスなど)を計測できるように、他社と共同開発を行います。開発が成功した際には、実際の病院で実証試験を行い、本格的な展開を目指します。