PLAN

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バイオミメティクス新繊維

チーム(学校名)
Creat(崇城大学)

プランの全体像

クモの糸の構造をベースとした新繊維素材を開発する。クモの糸の特徴は1㎝の太さのクモの糸で飛行機を止められるくらいの強度をもち、伸縮性、耐水性があることである。この特徴を中心に他の生物の特徴を組み合わせることにより、幅広い分野で応用できるようになる。例えばモルフォチョウは鱗粉にある小さな溝で発色している。この特徴を組み合わせることにより、何色でもつくることができて、染色料の調達が不要なことで、染色料の環境への負荷や、調達、運搬にかかる環境への負荷がなくせる。また、クモの糸の強靭性を活かし、サメの歯の構造を組み合わせて鉄の刃を必要としない工業用カッターをつくることができる。

プランの着想のきっかけ

現在、技術開発をする際、環境に対する影響も考えなければならない。環境を考えるうえで、私はバイオミメティクスの考え方が活かせるのではないかと考えた。バイオミメティクスは生物模倣とも呼ばれ、生物の特徴を応用して新技術を開発する考え方で、生物は生き残るために進化の過程で無駄なものを落として、効率の良い仕組みをつくる。この考えが現在の技術開発に求められるものだと思ったことから着想を得た。クモの糸はバイオミメティクスを使ったアイデアを考える中、スパイバー株式会社がクモの糸の人工的な開発に成功した記事をみて、この技術が応用できると思ったことからこのアイデアが生まれた。

そのプランの実現手段・方法

実現手段はクモの糸を開発している企業や研究機関を中心にバイオミメティクスの技術を研究している機関と連携し、新繊維開発を行う。私の役目はアイデアを出し、そのアイデアを開発するため、クモの糸を研究開発する機関とバイオミメティクスを研究する機関を繋ぐこと。また、企業や研究機関からの要望を受け、そのための技術を他の機関と連携して開発することである。

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