PLAN
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熊農6次産業化計画
- チーム(学校名)
- 養豚プロジェクト(熊本県立熊本農業高等学校)
プランの全体像
食品廃棄物を家畜用飼料として活用した「エコフィード」のみで養豚経営を行い、その豚から取れる豚脂で洗濯石鹼を作ります。メリットとして、
①低コストで高品質な豚肉を生産が可能。
②本来は廃棄される豚脂から収益を得られる。
➂SDGsの達成目標である食品廃棄物問題を改善できる。
の3つです。
これまでに本校で行った実験では、飼料費を97%削減、1年間にして270万円以上の飼料費を削減できることが分かりました。洗濯石鹼は原価50,2円に対して200円で販売。本校の年間出荷頭数を考えると1年で110万円近く収益を得ることが出来ます。この2つを組み合わせ地域・家畜・環境に優しい養豚経営6次産業を目指します。
プランの着想のきっかけ
近年、日本では食品や家畜飼料の多くを輸入に頼っている一方、食品廃棄量は世界トップクラスだという問題があります。このため、海外の飼料情勢に左右され収入が安定しないという問題があります。そこで、この2つの問題を同時に解決するためにエコフィードの開発を始めました。しかし、エコフィードで育てた豚を精肉加工する際に大量の脂身を廃棄していることに気が付きました。そこで、「この脂身を有効活用できないか」と思い商品の検討を行いました。その中で、豚脂の良さが活かせる商品を考え、洗濯石鹼の開発を試みました。
そのプランの実現手段・方法
経営の流れとして、
①食品工場に廃棄物をもらいに行く。
②本校の攪拌機を使用して複数の廃棄物を豚の発育段階に合わせ配合。
➂完成したエコフィードで豚を育て出荷。
④屠畜後、豚肉を引き取り、枝肉整形を行う(豚肉は本校と連携している店舗で販売)。
⑤整形の際に廃棄される豚脂から石鹼を作り包装。
⑥連携している会社で販売。
となっています。 この経営を実現するには、①豚肉と石鹼の販路拡大②商品の認知度が低いという課題があります。この課題を解決するために①は、精肉店と石鹼の販売店を訪ねPR活動を行い、店頭にて販売を行う②は、SNSやテレビ・新聞などのマスメディアを活用し、宣伝を行うことで解決を目指す。