PLAN
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完全バイオミメティクス製新繊維開発
- チーム(学校名)
- Connector(崇城大学)
プランの全体像
生物の特徴や仕組みを人の技術へと応用するバイオミメティクスという考え方を使い、新しい繊維を作る。蝶の鱗粉の発色構造を利用して繊維を作る。これは光の屈折を使い、色を出す仕組みである。これは、どんな色でも出すことができる。よって、染色料の調達にかかるコストを減らし、環境への負荷を減らせる。また、蜘蛛の糸の仕組みを利用した、耐久性の優れた糸を作る。これらを組み合わせて新しい糸を開発する。これにより、洗濯しても色落ちしない衣類を消費者に提供したい。また、この繊維は持続可能な社会の繊維の分野での技術の一つになる。よって、社会のニーズに合い、生産コストも下げられる可能性があるプランである。
プランの着想のきっかけ
バイオミメティクスによる考え方で、生物の進化による無駄が削られた仕組みを使い、環境に優しい物が開発出来ると考えた。そして、それは完全なバイオミメティクスによる開発で効果を発揮できると考え、2つの生物の仕組みを利用した繊維を作ることを考えた。
そのプランの実現手段・方法
バイオミメティクスの研究をしている研究室、企業と共同して開発。コンサルティングと研究を行う。また、その企業や研究室の研究している新たなバイオミメティクスの技術を組み合わせて繊維の能力の幅を広げる。そして、市場は衣類市場をメインにして、現在の衣類の繊維から転換して、新繊維を素材に衣類系の企業に売り込む。また、技術の幅を広げることで、水に強い漁業用の網、釣り糸、汚れにくい繊維、耐久性に優れた手袋、靴、抗菌性に優れたマスクなどを開発し、市場を広げていく。