PLAN
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和綿で連綿と繋がるまちづくり
- チーム(学校名)
- TEAM和めんバー(人吉高校)
プランの全体像
熊本県あさぎり町特産品である和綿を用いて、新たな販路開拓と伝統をつなぐ活動によって地域活性化を行う。現在、和綿の生産には保育園児から障がいをもっている方など様々な人々が携わり、交流の場となっている。しかし中学生だけが不参加である。中学生を活動に組み込むことで、若い世代が和綿と関わるきっかけをつくり、連綿と受け継がれる和綿栽培を実現し、持続可能なまちづくりにつなげる。和綿は、保温性や優しい肌触りなどの良さがあるが、生産工程が複雑なため、現在は受注生産となっている。地元企業と連携し、和綿の良さを活かしたギフトを出産時に贈ることで販路拡大に繋げる。
プランの着想のきっかけ
地元の特産品のなかに「和綿」があり、調査したところ、ファッション業界から注目を浴びていることがわかった。和綿を収穫することで人とつながり、人が集まるまちづくりをしたいという生産者の方々の思いがある。また、和綿を収穫することで生産者の方々の思いに触れた。和綿は保温性や、吸汗性に優れており、一年中使える衣料品に適している。肌に良いため、体温調整が難しい赤ちゃんの肌に触れる素材として最適だと考えた。一方で和綿は、生産工程が複雑なために価格が高く、収穫する量も限られている。和綿を使ったオーガニックなベビーグッズを作ることで地域を活性化し、お母さんや赤ちゃんが喜ぶ商品を作りたいというのがきっかけである。
そのプランの実現手段・方法
このプランを実現させるために「①中学生を和綿の収穫体験に組み込む」、「②どのようなベビーグッズを作るのか」と「③どれくらいの規模で販売するのか」、「④どこで販売するのか」の4つの要素が重要である。まず、①について、あさぎり中学生に和綿の収穫ボランティアの募集を行う。②について現段階では、帽子、フォトフレームが候補である。③について、加工会社に今後の展望を伺い、商品の規模を決める。最後に④について、人吉球磨内の産婦人科等に掛け合い、出産祝いとして渡す商品として買ってもらう。以上の4つがあればこのプランは実現できると考える。