PLAN
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映画文化で未来をつなぐ
- チーム(学校名)
- ひみつスタジオ(熊本市立総合ビジネス専門学校)
プランの全体像
コロナ禍以降、経営難が課題になっているミニシアター。さまざまな人間関係や環境の変化から増加している小中学生の不登校。2つの課題を組み合わせて、映画文化で未来をつなごうというプラン。県内や九州内のミニシアターのスタッフと連絡を取って、認知度を上げるための広告を作成。映画上映後にはイベントも開催。イベントのお知らせは、不登校支援をしている団体に流して数人来てもらう。支援事業なのでビジネスとして進めるのは少し難しく感じるが、各団体との契約(紹介料や広告制作費など)から利益を見出す仕組みになっている。目指す先は事業の全国展開で、もっと芸術を通して若い人の居場所を作っていきたい。
プランの着想のきっかけ
元々映画が好きだったが、高校卒業後初めてミニシアターに足を運んで衝撃を受けた。そのミニシアターがコロナ禍以降経営難に陥っていると知り、なにか力になれることはないか考えた。そこで思いついたのが、不登校の小中学生にミニシアターという居場所を知ってもらうことだった。全体的に若い世代からの認知度が少なかったこともあり、この2つの課題を組み合わせれば、何か新しい発見に繋がるのではないかと考えた。映画は人の心を動かしやすく、人に受け入れられやすいコンテンツ。更に馴染みのある映画館とは少し違うミニシアターのレトロな雰囲気は、広告が広まれば若い世代に支持してもらえるのではないかと思い、今回のプランが生まれた。
そのプランの実現手段・方法
まずこのプランを実現する際、最低限必須になってくるのがミニシアターと不登校支援団体それぞれの経営者との連携である。ミニシアターには広告制作とイベントの運営を条件に含めた契約を、不登校支援団体には定期的に開催するイベントのお知らせを含む契約を結ぶ。言葉にするだけなら簡単だが、そう上手くいくかどうかは分からない。なのでこのプロジェクトを支援する価値がどれだけあるか、相手を納得させられるようなプレゼンを考えることが重要になる。ビジネスとして成功させるには少し大変かもしれないが、それでもプロジェクトを進めることで、上記で提示した課題の解決につながると思う。