PLAN
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Community center × Empty house
- チーム(学校名)
- Harapeco(崇城大学)
プランの全体像
Compty Centerは、Community center(コミュニティセンター)とEmpty house(空き家)を組み合わせたもので、既存のコミュニティセンターのように地域住民の交流の場を提供することができる空き家をリノベーションした施設です。それに加え、個人でゲーム大会や講演会、展覧会などのイベントを開いたり、園芸教室や料理教室を開いたりすることができ、空き家ならではの活動を行うことができます。Compty Centerは形にとらわれず、子供が遊べる遊具のある家や生涯学習講座ができる広いスペースのある家など、家の形がそれぞれ異なるようにさまざまな活用ができると想定しています。
プランの着想のきっかけ
日本では、年々増え続ける空き家問題が深刻化しています。授業で空き家について取り上げられたことで、その現状の深刻さに目を背けられないと思いました。2024年4月時点での全国の空き家は約900万戸で過去最多となっています。熊本でも約12万戸の空き家があり、およそ7戸に1戸は空き家となっています。治安の悪化や衛生上の問題、火災リスクの増大、建物の老朽化、近隣家屋への損害のリスクなど、たくさんの影響を引き起こしています。それだけでなく空き家が長年取り壊されないことにより、私たちの税金を使って、取り壊しが行われている事例もあり、対策が必要だと考えました。
そのプランの実現手段・方法
このプランを実現するには、まず空き家物件を探し、買い取る、または譲り受けてリノベーションします。リノベーションにかかる費用は、予算を立てた後、自治体や国からの補助金や助成金を活用したり、クラウドファンディングで協賛を募ったりすることで調達します。住居用の空き家を公共の施設にする際に用途変更の手続きや防火・防災の基準を満たす必要がある場合には、地域の自治体に確認して手続きを行います。リノベーションが整えば、スタッフの確保や利用者の募集、イベントの企画などの運営計画を立てます。施設は収益として施設利用料を受け取り、維持費に回すことで施設の継続に繋げます。