PLAN

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空き家利用で居場所づくり

チーム(学校名)
のむたん(熊本市立総合ビジネス専門学校)

プランの全体像

現在の空き家数は900万戸と過去最多というデータが上がっている。その空き家を利用し、年配の方から子どもまで気軽に来ることができるカフェのような空間を作るというプラン。誰も使わなくなった空き家をリフォームし、児童クラブや勉強・ワークスペース、カフェや食堂を一つの建物で行う。建物の広さによってできるものは限られてしまうが、小さい子どもから年配の方まで利用が可能な場所があると、共働きの親も安心でき、気を使わずに遅い時間まで利用することが可能である。だんだんと減少してきている年配の方と若者の交流や問題となってきている空き家の問題を同時に解決できる内容である。

プランの着想のきっかけ

ニュースなどを見ていたときに、誰も住まなくなった家を狙った事件などがあげられていたことに目をつけ、何か社会問題と結びつけられるものがないかと考えていたところ、このテーマに至った。最近子ども食堂などが取り上げられているのを見て、これに似たようなことで何かないかと思った時に、小学生は児童クラブがあるが、小学3年生以下を対象としているため、小学4年生から上の学年は家に帰るか塾に行くかという選択になってしまう。その選択の中に、気軽に遊びに行けるような感覚で集まれる場所があればもっと選択肢の幅が広げられるのではないかと思ったから。

そのプランの実現手段・方法

実際に誰も住んでいない空き家を買い取り、家の状態によってそのままの状態で利用できる部分は利用し、内装や修繕が必要な部分はリフォームなどを行い利用できる形にする。古民家カフェのような作りにしながら、若い年代にもきてもらえるゆったりくつろげるカフェスペース、テレワークや学生が勉強のために利用できるスペースと仕切りを作り、同じ建物の中に小学生以下を対象とした児童クラブのスペースを確保し、1つの建物で複数の使い方ができるように利用する。ただし、建物によって大きさや部屋の作りなど同じではないため、実際に使用する際は、限られた内容でカフェや児童クラブなどを行うことになる。

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