PLAN

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基礎学力向上を支援する学習塾

チーム(学校名)
上熊本の青春(熊本市立総合ビジネス専門学校)

プランの全体像

 大きく分けて2つあります。1つは、小学校および中学校で習得する学習について、本人の精神的な課題や家庭環境により習得することができず、高校や成人になり生活する上で困難をきたしている方に対して、基礎学力を専門とする学習塾を立ち上げたい。この学習塾の利用をきっかけに、高校卒業率および高校卒業認定試験の合格率の向上に寄与できればと考えている。
 2つ目は地域の振興である。この学習塾を立上げに際して授業料の問題が重要視される。そこで、学習塾のある地域に住む方に声を掛け人件費を抑える一方で、地域定住のきっかけとなる場を作りたいと考えている。地元での就職にも寄与すれば若者の流出も防げると考える。

プランの着想のきっかけ

 私が精神的な病気で30代まで基礎学力がなく、夜間高校に通い始めて苦労した。しかし、多くの方に基礎から教えてもらえた結果、夜間大学に進学・卒業し、専門学校への進学も果たした。年齢に制限を設けずに学習の機会を与えていのが1つ目のきっかけ。
 もう1つは、現在でも家庭の事情で遠く離れた場所にある高校に通う生徒が少なからずいる。これらの生徒の約2割が進路変更をしているテータもある。この状況を打破するために、生徒と地域住民の方との交流を増やすきっかけとしたい。地域住民が生徒に勉強を教えることで 地域に愛着を持ってもらい、高校卒業後は、地域の企業などに就職し、定住する事で若い人材を確保できたらと考える。

そのプランの実現手段・方法

 指導員の確保については、教員免許を保有されている地域の方に声をかけ、諸問題をクリアした上で数名程度採用したいと考えている。ただし、条件が合わない場合は、教員免許を保有していない方でも、英検・漢検・数検を保有している方も可とし、無資格の方であっても教える意欲がある方も広く募集する。また、地域の自治体および社会福祉協議会との連携を図り、公共施設での場所提供などをお願いする。
 なお、この学習塾は社会的に弱い立場の生徒および若年層が集まることを想定している。授業料については必要最低限しか徴収しない様に努力する。また、前述した自治体・社会福祉協議会との連携は、安全性と透明性を確保する目的である。

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