PLAN

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チーム(学校名)
likeat(熊本学園大学)

プランの全体像

私たちが提案するのは、給食の食べ残しによるフードロスの削減と、子供の健康維持を両立させるAIプラットフォームです。小学校の給食センターと家庭が一体となって、子供の健やかな成長と持続可能な社会の実現の両方に貢献するモデルを構築します。具体的には、各家庭から収集した子供の好き嫌いやアレルギー情報を基に、栄養バランスが良く、かつ子供たちが好む給食メニューをAIが作成し提供します。併せて、給食センターから得られる提供人数等の情報を踏まえて、最適な食数や材料の分量の提案も行います。これらの機能によって、食べ残しの削減につなげます。作成されたメニューを保護者と共有すれば、家庭内の食事計画にも活用可能です。

プランの着想のきっかけ

友人と小学校の給食について話した際、苦手な献立のときに残してしまったことが思い出として話題に上りました。そのときに、これがフードロスという社会課題のひとつであること、そして子供の栄養不足につながりかねないことを再認識したことが、このプランを着想したきっかけです。給食センターの経営の観点からも、フードロスは余計なコストになると考えました。調べてみたところ、学校給食のフードロス解消の手段として残飯の飼料や肥料としての再利用がありました。メンバーで話し合った結果、私たちは新しいアプローチとして、デジタル技術を活用した「そもそも給食を食べ残させない」ことによるフードロス削減に挑戦することにしました。

そのプランの実現手段・方法

このプランを実現させるために必要なのは、様々な料理のパターンや栄養価の情報、栄養士のノウハウなどを取り込んだ生成AIのシステムと収集した各種データを格納する高セキュリティなサーバーです。そのサーバーに➀子供の好き嫌いやアレルギー情報を登録する保護者向けのスマホアプリと②提供人数などの情報を入力する給食センター向けのPCアプリを接続します。2つのアプリから得る情報をもとに生成AIが最適な献立と分量などを提案する仕組みです。初期の重要ポイントは➀から得られる情報をどれだけ集められるかですので、まずは各小学校のPTAに働きかけ、賛同を得られた校区からデータを集めて実績をつくり徐々に拡大していきます。

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