PLAN

28

再生利用可能なシャープペンシルの芯「シャー芯」

チーム(学校名)
Do it(熊本北高校)

プランの全体像

シャープペンシルに元からS極の磁石を付け、付属のシャー芯にS極の磁石を練り込みます。その結果、同じ磁石の極同士で反発し合い短くなったシャー芯を処分せずに最後まで使いきることができます。仮に、シャー芯が折れても短いシャー芯と同様にシャープペンシルの中にいれることで、折れたシャー芯も最後まで使うことができます。さらに、シャープペンシルのノックカバーの部分に磁力の強弱が切り替え可能なスイッチをつけることで、シャー芯が長い間は磁力を弱めて使い、シャー芯が短くなったまたは、折れたシャー芯を使っている間は磁力を強めて使うことで最後までシャー芯を使い切ることができます。

プランの着想のきっかけ

シャープペンシルを使うことが日常になってきている現代で、シャー芯が折れたり短くなって使えず、処分することが多いです。そこで、使えなくなったシャー芯は1ケースあたりで換算するとどのくらい無駄にしているのだろう、高校生の私達にできる対策としてなにかできることはあるのか。という疑問から今回のアイデアを思いつきました。また、シャー芯のケースはプラスチックからできているものが多く、プラスチックは環境問題の原因の1つでもあります。そのため、プラスチックの排出量を削減する取り組みの中でシャー芯のケースのゴミを減らすことが、高校生の私達にも出来る取り組みだと思ったからです。

そのプランの実現手段・方法

このプランを実現するために、「シャープペンシルの制作」と「シャー芯の制作」が必要になります。シャー芯を作る過程の材料を入れ込む段階で、熱と乾燥に強い磁石を入れ込みます。300度の熱にも耐えうる、サマリウム・コバルト磁石が最適だと考えます。シャー芯を作るときの最大温度が、125度のためサマリウム・コバルト磁石は、十分熱に耐えることができるからです。次に、シャープペンシルの制作では、シャープペンシルを作る段階で芯タンクと呼ばれる場所に磁石を入れ込み、ノックカバーに、磁力の強弱切替が可能なスイッチを取り付けます。この2つの製作を行うことで実現可能だと考えます。

* * * プラン一覧へ戻る